合唱団みどり

小学校の音楽室で練習重ね
美しいハーモニーで「平和への願い」届ける

地域に根差して文化に寄与し、平和への願いを歌にのせて伝えている「合唱団みどり」。同合唱団が5月18日、緑文化小劇場で「第7回コンサート みどりの風に平和のねがいを」を開催し、多くの来場者に歌声を届けました。

団長の野田恒子さんは「満員のお客様をお迎えして、皆様に平和のうたごえをお届けすることができました。うまく歌えるか当日まで心配していましたが、お客様の拍手にエネルギーをいただき『本番に強い、合唱団みどり』らしい演奏で、全19曲を歌い終えました。衣装や、演出のパフォーマンスにも大きな拍手をいただき、団員皆、やり切った思いで舞台をおりました」と喜びと感謝の言葉を述べました。

コンサートの様子(第2ステージ~林 光作品より~「35億年のサーカス」)

同合唱団は1995年に核兵器廃絶のために手をつなごうと開かれた「反核・平和を願うみどり区コンサート」に参加したメンバーが中心となり、1998年に結成。現在は37人が在籍し、毎週水曜の夜に名古屋市立常安小学校の音楽室で活動をしています。合唱の指導は元ピアニストの兼松千里さんが担当し、ピアノの生演奏の伴奏に合わせて歌の練習を行っています。

ピアノの生演奏での伴奏に合わせて兼松千里さんの指導で練習を行う

団員でもある國井將子さんが中心となって発声練習が始まります。ピアノの伴奏に合わせて声を出し、歌う準備をしていきます。

発声練習を行う國井將子さん

同合唱団はソプラノ、アルト、テノール、バスの混声四部合唱で、美しいハーモニーが魅力の一つ。練習中は先生のアドバイスを楽譜に書き込むなどして真剣に取り組み、休憩時には楽しいおしゃべりと共に笑顔で過ごす団員の皆さん。「ストレス解消になる」との声も多く、参加者の出席率も高いと言います。

練習風景
練習風景

22年間、同合唱団に所属している井川成子さんは「合唱団みどりの発表会を聞いて、一緒に歌いたいと思った」と入団のきっかけを話し、「疲れていてもここに来てみんなと歌ったら元気になれます」と笑顔を見せます。

歌の練習に取り組む井川成子さん(写真中央)

指揮者の兼松さんは同合唱団の強みを「男女のバランスが良く、集中力があること」と話し、指導では「表現するためには技術が必要です。技術とイメージが一致すると歌声が変わるんです。その声をいかに引き出していくかを心掛けています」と熱い思いを語ります。

合唱指導を行う兼松千里さん(写真右)

同合唱団は年に一度開催される『うたごえ祭典「合唱発表会」』にも参加し、全国大会まで出場。地域の人を誘い「歌う会」を開催するなど、楽しみながら歌の技術の向上を目指しています。

「合唱団みどり」では、団員を募集中!!
年齢や住まいなど関係なく、どなたでも参加できます。

問い合わせや入団申し込みはホームページ内「入団おさそい」から。

https://www.chorus-midori.net

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