鞠奴パン食堂店主・ハッピネス鞠奴さん
天然酵母パンと野菜中心のお昼ごはん
食と落語で笑顔届ける
鳴海町鉾ノ木界わいの住宅地。細い坂道を登った先に現れる水色の建物が、今回、紹介する「鞠奴パン食堂」。毎週木曜と金曜のみ営業する同食堂は、天然酵母の焼きたてパンと野菜中心のお昼ごはんが人気のお店。人情味あふれる店主・加藤あつこさん(69)の人柄もあり、営業日には、常連さんや人づてに評判を聞いたお客さんが訪れています。
高台にある自宅も兼ねた店の周りは自然に囲まれ、店内を抜ける風が心地よく、お客さんはゆったりとした時間を過ごしているようです。
料理にはできる限り無農薬の野菜を使用し、中でも人気の「まりやっこ定食」は、おかず数品にごはん、味噌汁が付いた彩り豊かな見た目も健康的な一皿。味付けにも一品、一品、加藤さんのこだわりが詰まっています。



加藤さんはもともとパン作りが趣味で、20年前に閉店した知人のパン屋からオーブンを譲り受けたことを機に、多くのパンを焼くようになりました。初めは友人への販売が主でしたが、委託販売やマルシェにも出店するようになり、「自分の拠点を持ちたい」との思いから、2014年に自宅を増築し「鞠奴パン食堂」を開店しました。
同店のパンは、ライ麦や全粒粉、サツマイモ、アズキなど、なるべく無農薬で自家栽培したものを使い、マーマレードジャムも庭で育てた夏みかんで作った自家製です。
マルシェなどで販売されるパンもその朝の焼きたてで、上質な小麦の甘さが感じられる風味豊かなパンが並びます。

同食堂は「みんなで集まってゆっくり話せる場所があったらいいな」という加藤さんの思いが詰まっていて、パンの購入やお昼ごはんだけでなく、加藤さんとおしゃべりしたくて足を運ぶ人もいるそうです。加藤さんは「これからも健康で長く活動を続け、毎日をご機嫌に過ごしていきたいですね」と話しています。


また加藤さんは、食堂を営むかたわら落語家としての顔も持ち、「ハッピネス鞠奴」の名で、お寺やカフェなどで落語の公演を行っています。以前はライターの経験もあり、当時、落語家を取材したことをきっかけに、自らも落語を覚えたくなり始めたそうです。2014年に初高座を踏み、現在は年10回ほどイベントに出演しているとか。「古典落語を分かりやすく伝えるため、自分なりに工夫を重ねています。落語の舞台は座布団の上のみで、動き回ることのない不自由さがあるからこそ想像力が広がり、お客さんと同じ世界を共有できるのが魅力ですね。楽しんでもらえるのがうれしくてやめられません」と満面の笑顔を見せます。

6月には千種区で開催の寄席に参加予定で、落語の披露とパンなどの販売も行うそうです。ぜひ足を運んでみてください! 詳細はチラシにて。

◉鞠奴パン食堂
住所 緑区鳴海町鉾ノ木31-2
電話 052-896-3399
時間 11:30~16:00
営業日 木曜、金曜
駐車場 あり
支払い方法 現金のみ
Instagram https://www.instagram.com/mariyakkoh












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