真多呂人形で作る暁兜/
鳴海中日文化センター

280年の歴史をもつ真多呂人形
木目込み人形の技を用いて暁兜を制作

「鳴海中日文化センター」で3月16日と4月20日の両日、「真多呂人形で作る暁兜」のセミナーが開催されました。講師は、真多呂人形学院雅会専務理事で、50年以上にわたり指導を続ける川上真仙子さんです。

真多呂人形は280年の歴史を持つ伝統工芸で、桐の粉を糊で固めたボディに筋彫り(溝)を入れ、そこに布地の端をヘラで押し込んで(木目込んで)衣装を着せる技法で製作します。今回は、子どもの健やかな成長を願う兜(かぶと)作りに取り組みました。

参加者は、川上さんからアドバイスを受けながら、型の溝にちりめん生地を木目込みながら制作を進めました。

木目込み作業をする中島さん

生地の向きや作業方法を確認する参加者に、川上先生はコツを伝えながら「大丈夫」と励まし、丁寧に指導をしていました。「思った以上に力が必要で驚きました」と話す参加者の中島さん。時間内に完成とまではいきませんでしたが、ほぼ仕上がった兜を前に、参加者の池上さんも「家族に見せるのが楽しみです」と笑顔を見せていました。

川上先生の指導を受ける池上さん
飾り紐の結び方を教える川上先生
(写真左から)中島さん、川上真仙子先生、池上さん

川上先生は「真多呂人形は平安期を基盤とした人形で、顔の表情が凹凸だけで描かれ、ふっくらとした丸みと優しく穏やかなほほ笑みが特徴。かわいくて魅力的ですね」と説明し、「衣装は時代や作り手によって異なり、人形を作る時、わたしは物語を思い浮かべながら制作しています」と話していました。また、「小学生で作った子もいますよ。興味を持った人にはぜひ挑戦してほしいです」と呼びかけました。

「まずは試してみてください」と話す川上真仙子先生

次回は、干支の「ひつじ」を制作する全2回のセミナーを予定しています。
詳細は鳴海中日文化センターへお問い合わせください。

◆鳴海中日文化センター
住所 緑区鳴海町字向田95リベスタ鳴海1階
   (名鉄鳴海駅より徒歩1分)
電話 0120−538−763
受付時間 月〜金曜 9:30〜18:00
     土曜   9:30〜16:00
     第1・2・3日曜 9:30〜13:00

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