緑福祉会館 年忘れ演芸大会

日ごろの練習の成果を披露
会場は大いに盛り上がる

緑福祉会館で12月3日、「年忘れ演芸大会」が開催され、日頃、同館を拠点に講座や同好会に参加する利用者60組が民謡やダンス、合唱などを披露しました。

「年忘れ演芸大会」が開催された緑福祉会館

今回、この催しの運営を担当したのは、昨年まで同館で体操やゲームを担当していた橋崎香里さん(62)。現在は名古屋市から委託を受け、認知症予防事業のリーダー育成と派遣を務めています。橋崎さんは「この日のために、実行委員の14人と共に準備を進めてきました。音響や椅子出し、景品作り、提灯の飾り付けなども一緒に行いました」と開催までの日々を振り返ります。途中、サプライズで橋崎さんがMISIAの「アイノカタチ」を熱唱すると、会場は大いに盛り上がりました。

演芸大会の担当を務めた橋崎香里さん
橋崎香里さんがMISIAの「アイノカタチ」をサプライズで披露(写真左)

同館で民謡と俳句を習っているという鵜野久子さん(79)は、民謡「斉太郎節」を披露し、「年に1度、いろんな方の芸が見られて楽しいです。人前で歌うことには慣れているので、緊張せず楽しく歌えました」と笑顔を見せていました。

「斉太郎節」を披露した鵜野久子さん(中央)

他にも、同館で認知症予防リーダーをしている安田裕美子さん(70)が歌手の沢田研二に扮して「勝手にしやがれ」を披露すると、客席からは「カッコいい!」と歓声が上がりました。安田さんは「慰問先の施設でもこの曲を披露したことがありますが、涙を流して見てくださる利用者さんの姿に元気をもらいました。今日も皆さんに喜んでもらえてよかったです」と語り、「声帯の手術をしてから声がかすれていますが、歌うことが好き。来年はギターで弾き語りにチャレンジしようかと思います」と目を輝かせていました。

沢田研二さん姿の安田裕美子さん

最後にお楽しみ抽選会も行われ、多くの笑顔に包まれた演芸大会が終了。同館の佐々俊彦館長(66)は、「60歳から利用できる当館ですが、主に70代後半からの利用者が多いです。この演芸大会は、利用者さんが主体的に運営に関わっているので一体感が生まれ、利用者の皆さんには、楽しく練習の成果を披露してもらえてよかったと思います」と話していました。

同大会を支えた実行委員会の皆さん

福祉会館では、講座や同好会で一緒に楽しむ仲間を募集中です!

お気軽にお問い合わせください。

◆名古屋市緑福祉会館
住所   緑区相原郷二丁目701番地
電話   052-624-3131
開館日  月曜から土曜(祝日、年末年始除く)
開館時間 8:45〜17:00
利用対象 市内在住の60歳以上の方

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