家具転倒防止ボランティア「家具転倒防止ボラ緑」
災害が起きた時に自分を守るため
今からできることをしよう
「家具転倒防止ボラ緑」
大規模地震が発生した際の家具の転倒や落下は、ケガをするだけでなく、避難経路が塞がれてしまい、逃げ遅れるなどの二次災害を引き起こします。
そこで9年前、家具の転倒防止対策を推進するために、名古屋市は南海トラフ巨大地震が起きた時のことを想定し、今からできることを始めよう。自分でできない人にはボランティアを活用しようと家具転倒防止ボランティア事業を発足しました。消防局が主催する養成講座を受講して認定を受けた「家具転倒防止ボランティア」が申し込みのあったお宅へ出向き、家具固定の相談や転倒防止作業を行っている。
同年、緑区では「家具転倒防止ボラ緑」が発足され、現在は「より早く より安く より美しく」をキャッチフレーズに25人のボランティアが活動しています。
代表の福島謙二さんは「退職後は社会に貢献したい。地域のために役立つことをしたい」と同団体の発足当時から関わり、現在も精力的に活動を行っています。能登半島地震の被災地にも足を運び、収納の少ない仮設住宅に棚を取り付けるボランティアを行っていると言います。その中で、被災者らの実体験を聞いたり写真を見たりして、家具固定の大切さを再認識したと話します。
福島さんはボランティアを続けている理由を「自分ではできないことを頼まれて、それをやるととても喜んでもらえます。こちらも『やらせてもらってありがとう』という気持ちが湧いてくるんです」と笑顔を見せます。
そして「まだまだ多くの方が過去に起きた地震を他人事と思っています。自分事として考えて今できることから取り組んでもらえたら」と呼び掛けています。
〈家具転倒防止ボランティアへの申し込み方法〉
申込書を記入し、緑区役所または緑消防署の総務課へFAXまたは持参してください。
その後、ボランティアスタッフからの連絡で施工の日程調整などを行い、下見や施工が行われます。
※取り付け器具などの材料費は利用者負担。
※施工は3点まで無料。4点以上は1点ごとに500円負担となります。
また、ボランティアになるための養成講座が年に2回(7月・11月)開催されていますので、参加を希望の方は「広報なごや」または「名古屋市ホームページ」をご覧ください(定員40人)。
・広報なごや↓
https://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/262-0-0-0-0-0-0-0-0-0.html
・名古屋市ホームページ↓
https://www.city.nagoya.jp/shobo/page/0000119261.html
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